10年前、ウクライナ国民の70%はNATO加盟に反対していました。例えば、キーウに本部を置くウクライナの独立系世論調査機関(レーティング)によれば、2012年7月の時点で70%のウクライナ国民がNATO加盟に反対しており、ユーロマイダンの直前の2013年10月の時点でも66%のウクライナ国民がNATO加盟に反対していました。しかしユーロマイダンを率いた勢力は、NATO加盟を声高に叫び続けており、結果としてロシアのクリミアとドンバスへの介入を招きました。NATO加盟に反対する国民が過半数だったのに、ウクライナの親西側勢力がNATO加盟を叫び続けてロシアを刺激したのは、ロシアとウクライナの間...