黒い爪

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正常の爪の色は光沢のあるピンク色ですが、マニキュアなどの外因物質、けが、薬、あるいは皮膚全身疾患などのさまざまな要因によってその色調は変化します。本項では黒い爪すなわちメラニン色素による爪の黒色変化について記載しますが、爪の解剖用語を説明するための部位別名称を図104に示します。●爪母のほくろ幅1mm程度の色素線条として始まり、次第に拡大しその色調も...

●爪母のほくろ幅1mm程度の色素線条として始まり、次第に拡大しその色調も濃くなります。時には爪甲全体に拡大するばかりか、後爪廓の皮膚にも色素斑がみられることもあります。また、手の黒色爪変化は親指に生じることが多く、次いで人差し指や薬指ですが、足ではほとんどが親趾の爪です。

全指に爪甲色素線条がみられた時は、原因となりうる病気があるか否かを検査します。また、指1本の場合は、爪母のほくろ以外にも、爪母付近に生じた悪性のできものや良性のできもの、あるいは外的刺激などを疑います。なお、爪の色が爪母のほくろによると考えられ、その横幅が6mm以上であるか、爪廓部や指尖部に黒褐色斑(ハッチンソン徴候)を伴う色素線条であれば、ほくろのが...

爪は伸びるため、爪母の変化は次第に爪先に移行します。したがって、爪甲の色素沈着が直線状である時は爪母にほくろ(黒子あるいは色素性母斑)があることを意味します。また、そのような爪甲の色素沈着を爪甲色素線条といいます。しかし、爪母付近にほくろ以外のできもの(皮膚腫瘍)ができたりあるいは外的刺激などが加わると、それに影響されて爪の色は濃くなり色素線条を生じま...

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