食道静脈瘤

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肝硬変や慢性肝炎、あるいは門脈や肝静脈の狭窄・閉鎖によって門脈圧が上昇し、その結果、食道の粘膜下層の静脈が太くなって、さらには破裂するものです。その結果、吐血や下血が起こります。肝硬変の死亡原因の主要なもののひとつで、緊急治療を要する恐ろしい病気です。食道静脈瘤も胃静脈瘤も、それ自体は痛くもかゆくもありません。肝炎や肝硬変になっても、気がつかずに経過し...

食道静脈瘤も胃静脈瘤も、それ自体は痛くもかゆくもありません。肝炎や肝硬変になっても、気がつかずに経過している人も多数います。突然吐血して初めて気づくことになります。時にはタール便が続いて出血に気づくこともあります。

診断の第一は内視鏡検査です。食道静脈瘤の存在の有無、存在した場合はどのような形態の静脈瘤がどの位置にあり、色調は白いか青いか、また赤色所見があるかどうか、などをみることができます(図4)。また、出血例では出血源が確かに食道静脈瘤からで、胃潰瘍などからではないことも確認できます。その他、超音波検査(エコー検査)、CT、超音波内視鏡、血液検査なども行われま...

胃や腸の血液は集って門脈へ流れ込み、これが肝臓を通って心臓へもどります。腸で吸収した栄養物を肝臓で処理して自分の体で使えるものに変えています。たとえばブタ肉を食べると、胃液中のペプシンや膵液中のトリプシンという蛋白分解酵素がブタ肉をアミノ酸まで分解します。このアミノ酸が腸で吸収され、血液とともに門脈を経て肝臓に送られ、肝臓のなかで再び合成されて人間の体...

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