食道狭窄

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食道は成人で長さ平均25cm、1周約5cmの弾力性をもつ管状臓器で、蠕動能があります。食道には生理的狭窄部位があり、食道入口部、気管分岐部、食道裂孔部がそれにあたります。しかし、通常は生理的狭窄部位食物通過障害を呈することはありません。ここで述べる食道狭窄とは、食道の病気によって物理的狭窄を生じ、食物通過障害を来した状態です。いずれの病態でも、食...

いずれの病態でも、食道狭窄により嚥下困難やつかえ感といった食物通過障害や体重の減少を訴えます。食道がんでは、進行するにつれて胸・背部痛や反回神経浸潤による声帯麻痺が生じ、嗄声(しわがれ声)が出現します。また、食道がんの気管・気管支、大動脈などへの浸潤・穿孔(孔があく)により、肺炎や出血を来すことがあります。一方、アカラシアでは同様に食物がつかえる感じが...

最も頻度が高い食道がんについて述べます。治療方針選択のために腫瘍の占居部位、病型、深達度、リンパ節への転移、他臓器への転移・浸潤、組織型を検索します。以下の検査を行い、総合的に進行度を把握します。(1)食道X線造影検査バリウムを使って造影し、多方向から病変を描出します。(2)内視鏡検査通常観察に、ヨード液散布法を併用します。がんの部位はヨード不染域とし...

原因には良性疾患と悪性疾患があります。良性疾患としては先天性食道狭窄や重度の逆流性食道炎、自殺・誤飲が原因となる腐食性食道炎に伴う瘢痕性食道狭窄などがあります。また、迷走神経系の異常で下部食道噴門部の弛緩不全を呈する食道アカラシアでも、狭窄と通過障害が認められます。しかし、最も頻度が高いのは悪性腫瘍の食道がんです。大部分(約95%)は扁平上皮がんですが...

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