頭蓋底骨折

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頭蓋骨の底面である頭蓋底は、でこぼこして多くの孔が開いている複雑な構造をしています。そのため頭蓋底骨折は、頭蓋冠(椀を伏せた形のドーム型の部分)の線状骨折や陥没骨折とは病態も治療方針も異なります。頭蓋底骨折の問題点として、主に髄液漏脳神経麻痺の2つがあります。髄液漏とは、頭蓋底骨折をとおしてなか脳脊髄液がもれ出てくる状態です。出てくるのは耳の穴(髄...

当初は髄液漏として認められる場合がほとんどです。脳脊髄液は無色透明ですが、髄液漏では出血を伴っていることが多く、少量でもさらさらした出血は危険な徴候です。顔面打撲に伴う鼻出血との区別は時として困難ですが、どろどろした出血が徐々に止まってくれば、髄液漏の疑いは低いといえます。目のまわりが黒くなる「パンダの目」徴候や、耳の後ろの生え際が黒くなる「バトルサイ...

X線写真や頭部CTでは骨折の診断が難しいことが多く、髄液漏があれば頭蓋底骨折と診断されます。CTにおける気脳症の所見は、髄液漏の存在を示します。髄液漏では耳あるいは鼻の穴から無色透明な液体、あるいはさらさらした血液が流れ出ます。髄液鼻漏では鼻汁との区別が必要になることがあり、簡便には試験紙で髄液の成分(糖)を検出します。側頭骨骨折は、局所の精密なCT(...

頭蓋冠の骨折と同じく、骨折部位への直接の衝撃が原因です。頭蓋冠の骨折が頭蓋底にまで及ぶ場合と、眉部の打撲による前頭蓋底骨折、耳介後部の打撲による側頭骨(錐体骨)骨折などがあります。

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