非結核性抗酸菌症

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結核の原因である結核菌の仲間を、抗酸菌といいます。結核菌以外の抗酸菌で引き起こされる病気が非結核性抗酸菌症です。かつては結核菌によるものを定型的と考えていたので、非定型抗酸菌症ともいわれていました。結核との大きな違いは、ヒトからヒトへ感染(伝染)しないこと、病気の進行が緩やかであること、抗結核薬があまり有効でないことなどがあります。結核の減少とは逆に発...

自覚症状がまったくなく、胸部検診や結核の経過観察中などに偶然見つかる場合があります。症状として最も多いのは咳で、次いで、痰、血痰・喀血、全身倦怠感などです。進行した場合は、発熱、呼吸困難、食欲不振、やせなどが現れます。一般的に、症状の進行は緩やかです。ゆっくりと、しかし確実に進行します。

診断の糸口は、胸部X線やCTなどの画像診断です。とくに、最も頻度の高い肺MAC症は特徴的な画像所見を呈します。異常陰影があり、喀痰などの検体から非結核性抗酸菌を見つけることにより診断されます。ただし、本菌は自然界に存在しており、たまたま喀痰から排出される(偶発排菌)こともあるので、ある程度以上の菌数と回数が認められることと、臨床所見と一致することが必要...

非結核性抗酸菌が原因です。非結核性抗酸菌にはたくさんの種類があり、ヒトに病原性があるとされているものだけでも10種類以上があります。日本で最も多いのはMAC菌(マイコバクテリウム・アビウム・イントラセルラーレ)で、約80%を占め、次いでマイコバクテリウム・キャンサシーが約10%を占め、その他が約10%を占めています。全身どこにでも病変をつくる可能性はあ...

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