鉄欠乏性貧血

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血液なかにはさまざまな成分が含まれています。そのひとつに赤血球があり、そのなかに含まれるヘモグロビンは、体中に酸素を運ぶ重要なはたらきをしています。ヘモグロビンは、酸素と結合するヘムという物質と、グロビンという蛋白質が結合してできていますが、ヘムの合成には鉄が必要です。鉄は胃酸により吸収されやすい形に変わり、十二指腸や小腸から吸収されます。人の体のな...

貧血による組織への酸素供給量の低下を補うために、心拍数の増加による動悸や息切れ、易疲労感(疲れやすい)、全身の倦怠感、頭重感、顔面蒼白、狭心症様症状(胸の痛み)などの一般的な貧血症状が現れます。くわえて、組織鉄の欠乏が進むと爪がスプーン状になったり、口角炎、舌炎、嚥下障害(プラマービンソン症候群)などがみられることもあります。なお、立ちくらみ(いわゆる...

血液検査で、小球性低色素性貧血(MCV・MCHの低下)、血清鉄低値、総鉄結合能高値、貯蔵鉄を反映する血清フェリチン低値が認められた場合に鉄欠乏性貧血と診断されますが、原因がはっきりわからない時はさらに検査が必要です。60歳以上の高齢者では、鉄欠乏性貧血の約60%が消化管のがんなどの悪性疾患によると報告されているので、便潜血や内視鏡などの検査も必要です。...

鉄の欠乏は、供給量と需要量または喪失量とのバランスが負に傾くことによって生じます。表1に示すように、(1)食事性の鉄の摂取不足や消化管からの鉄吸収障害で供給量が不足した場合、(2)成長期や妊娠に伴って鉄の需要量が増えた場合、(3)慢性出血性疾患や月経過多により鉄の喪失量が増えた場合に、生体内の鉄バランスが負に傾き、まず肝臓、脾臓、骨髄などの組織の貯蔵鉄...

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