過剰歯

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歯を形作る原基(歯胚)が過剰に形成されたり、1個の歯胚が分裂することで、歯が正常な数より多く作られる場合があります。これを過剰歯と呼びます。真っすぐ歯列内に生えてくる場合もありますが、歯列外に生えてくるものや正常に生えることができず埋伏歯になるものもあります。歯の形は、正常に近いものから退化傾向により不完全な形を示すものまでさまざまです(図22)。乳歯...

乳歯では過剰歯の発現はまれです。永久歯の過剰歯が現れる場所として、上あご前歯の間、上下の親知らず(智歯・第三大臼歯)の後方などに出てくることが比較的多いといわれています。過剰歯があると歯列に乱れが生じやすく、とくに上あご前歯部に出てくる場合は正中離開(コラム)の原因になります。さらに過剰歯が生える過程で、周囲の歯を圧迫して歯の根を溶かしたり、歯の動...

過剰歯は、噛み合わせや周囲の歯に悪影響を及ぼすおそれがある場合、一般的に抜歯の対象になります。骨の深い位置に埋伏した過剰歯のように、とくに悪影響を及ぼさなければ抜歯しない場合もあります。

原因ははっきりしていません。人間が進化する過程で徐々に失われてしまった歯が突然再び現れた結果であるという説や、遺伝的要素、外傷によって形成初期の歯胚が分割してしまうなど、さまざまな説があげられています。

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