遅発性内リンパ水腫

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突発性または発症時期が不明の高度な感音難聴(コラム)がもとからあり、数年~数十年以上の間隔をおいてメニエール病によく似た回転性めまい発作を起こす病気です。先行する高度難聴の耳が原因でめまいを起こす「同側型」と、高度難聴の耳の反対側の耳に変動する難聴や、時にめまい発作を生じる「対側型」とがあります。同側型では、片耳または両耳が高度難聴、ないし全聾(まった...

同側型では、片耳または両耳が高度難聴、ないし全聾(まったく聞こえない状態)であり、前述したように長い年月を経過後に(普通は難聴発症より数年~数十年)、メニエール病によく似た繰り返す回転性めまいが発現します。めまいがひどい時には、吐き気、嘔吐も伴います。対側型では、めまいのほか、聞こえがよいほうの耳に新たな難聴や耳鳴りが起こります。耳鳴りや難聴は繰り返し...

聴力検査で、片耳または両耳が高度難聴ないし全聾を、平衡機能検査で機能低下を認めます。また、補助検査として内リンパ水腫を調べる検査を行います。メニエール病と同様に、薬による治療がまず行われます。内リンパ水腫を軽減させるためにイソソルビドや副腎皮質ステロイド薬が用いられますが、薬物治療に抵抗する症例では外科的治療が行われることもあります。対側型では、聞こえ...

原因はよくわかっていませんが、もともと高度感音難聴がある耳に内リンパ水腫が徐々に起こってくるとする考えがあります。難聴を起こす原因疾患としては、流行性耳下腺炎、外傷、上気道感染、ジフテリア、ウイルス感染、内耳炎、先天性・若年性一側聾などが主なものです。

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