足関節捻挫

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足首は最も捻挫しやすい関節です。捻挫関節周囲の軟部組織靭帯関節包)の損傷の総称なので、単に筋を伸ばしたという程度から、重要な靭帯の断裂までいろいろです。そのうえX線写真で骨折や脱臼が見つからないと捻挫と診断されるので、実は靭帯付着部の剥離骨折関節の骨と軟骨の骨折なども捻挫と診断されることもあり、それが“捻挫は意外と治りにくい”といわれる理由です。

捻挫の治療も程度に応じていろいろです。応急処置としては、固定して安静にし、冷やして持ち上げてはれを防ぐことです。整形外科で骨折がなく、靭帯も切れてはいないと診断されれば、湿布をして弾性包帯やサポーターで固定します。正確に靭帯が切れているかどうかを診断するのは、大変難しいことです。痛い関節を無理矢理引っ張ってゆるみをみることから、最新のMRIまで動員して...

関節捻挫は、足を底屈して内側にひねった状態で、足の甲の外側に体重をかけた時に起こるのがほとんどです。外果前縁の外側靭帯が最も損われやすく、その前下方にある二分靭帯がそれに次ぎます(図54)。靭帯はロープのように細い繊維を束ねたような構造なので、その一部が切れて伸びた状態から、全部が切れて断端が離れてしまった状態までさまざまな捻挫があります。関節包は破...

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