血栓性静脈炎

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血栓性静脈炎は、静脈のなかに血液のかたまり(血栓)ができ、血管を細くさせたり詰まらせたりすることで静脈とその周囲の皮膚が炎症を起こす病気で、産褥期に多いといわれています。元来、日本人は欧米人に比べ発症率は低かったのですが、最近では食生活などの日常生活の欧米化に伴い増加傾向にあります。重症の場合、肺塞栓症などの合併症を併発し、死に至ることもありますので、...

皮膚に近い表在性の静脈が原因の場合、皮膚が静脈に沿って赤くはれ、痛みを伴います。時に、血管に沿って索状の血栓を触れます。一方、筋肉のなかを通る深在性の静脈では関連部位であるふとももやふくらはぎに痛みが生じ、皮膚が紫色に変色したり、むくみが生じたりしますが診断は困難です。妊娠・産褥期出産後約6週間)に発症する静脈炎はその多くが表在性で、そのうち大部分は...

多くの血栓性静脈炎は表在性で、理学的治療と消炎鎮痛薬の投与で管理できるものがほとんどです。しかし肺塞栓症などの重篤な続発性疾患を発症する深在性の血栓性静脈炎ではヘパリンなどの抗凝固薬、ウロキナーゼなどの線維素溶解酵素(血栓溶解薬)などを用い、さらに必要ならば外科的血栓除去術を行うこともあります。

(1)血液凝固能の亢進妊娠・産褥期にはほとんどの凝固因子が増加し、その活性も亢進しています。(2)血流の停滞妊娠中・産褥早期は増大した子宮が下大静脈を圧迫し、下肢の静脈血流が停滞しやすい傾向にあります。また妊娠後期から産褥早期は安静臥床の機会が多く、さらに助長される傾向があります。(3)血管内皮の障害産褥期には感染症を発症することが多く、これにより血管...

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