虚血性視神経症

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視神経での急激な循環障害により発症する、視神経の梗塞、卒中です。比較的高齢者に突然起こる、急激な片眼性の視力低下が特徴です。原因から、動脈炎型と非動脈炎型の2つに分かれます。とくに、動脈炎型は視力障害が重く、短時間のうちに反対の眼にも発症することが知られており、早期の診断・治療が必要な病気です。また、梗塞の部位により、眼球と視神経の接続部分である視神経...

高齢者に、突然、急激な視力障害が起こります。視力障害の程度はさまざまですが、一般に動脈炎型のほうが重く、発症と同時に視力を失うこともあります。視力はよくても視野の上半分(または下半分)が見えなくなる水平半盲で発症することもあります。眼球や眼の奥に痛みを伴うことはありませんが、動脈炎型の場合は、血管炎に伴って側頭動脈周囲(こめかみ)の痛み、咀嚼痛(あご...

前部虚血性視神経症の場合は、眼底検査で視神経乳頭に特徴的な蒼白浮腫(むくみ)がみられ、視神経の発赤腫脹や出血を伴うこともあります(図64)。後部虚血性視神経症の場合は、発症当初にはまったく眼底に異常がなく、瞳孔反応や視野検査や病歴などから診断することもあります。動脈炎型の場合は、赤血球沈降速度(赤沈)の著しい亢進が早期診断に有用です。確定診断には、側頭...

視神経は、短後毛様動脈・網膜中心動脈・軟膜動脈の3つの動脈系によって血液が供給され、このうちのどれかの血行障害で起こります。動脈炎型は、炎症により血管が閉塞して起こります。側頭動脈炎(巨細胞性動脈炎)や多発性筋炎などの膠原病を伴うことが多く、比較的高齢者に多い特徴があります。非動脈炎型は、糖尿病、高血圧、動脈硬化などの基礎疾患を背景にすることが多く、内...

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