膝靭帯損傷

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膝には、関節の内側、外側、中心に、それぞれ内側側副靭帯外側側副靭帯と2本の十字靭帯(前十字靭帯と後十字靭帯がクロスして存在する)の合計4本の靭帯があって、関節が不安定にならないように制動作用を果たしています(図38)。これらの靭帯に大きな外力が作用すると、部分的にまたは完全に切れてしまうことがあり、これを膝靭帯損傷といいます。膝靭帯損傷は通常単独で起...

内側側副靭帯損傷では膝の内側の疼痛、可動域の制限、不安定性が認められます。前十字靭帯損傷の新鮮例では切れた瞬間「バシッ」という音を聞くことがあり、関節に血がたまり、激痛を感じます。陳旧例では前十字靭帯不全の症状として膝くずれや関節水腫のほか、二次的に半月板が切れると半月板損傷症状が認められます。後十字靭帯損傷では受傷直後に脛骨粗面(膝蓋骨の約3cm下...

診断は不安定性を触診したり、X線ストレス撮影やMRIを行います。十字靭帯については関節鏡検査(内視鏡)が最も信頼できます。徒手テストは外反動揺性テストで内側側副靭帯前方引き出しテストで前十字靭帯、後方引き出しテストで後十字靭帯、内反動揺性テストで外側側副靭帯をそれぞれ調べます。重要なことのひとつは、治療方針を決めるために、単独の靭帯損傷か複合靭帯損傷...

応急処置として、膝の打撲や捻挫は関節内の出血を伴うことがあるのを念頭に置いて、ただちにRICE療法を行います。RICE療法で疼痛が軽くなっても、膝のはれや膝に力が入らない、不安定感があるなどの症状が残れば靭帯損傷の可能性があるので、必ず整形外科を受診します。また、前十字靭帯損傷の予防訓練として関節固有感覚を高める機能訓練が提唱され、その有効性が報告され...

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