膝関節捻挫

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スポーツや坂道などで膝を少しひねっても、膝の痛みやはれ不安定性がなければ、捻挫とはいいません。捻挫という医学用語には定義があり、異常な外力により関節包や靭帯の一部を損傷していても、関節面相互の適合性が正常に保たれている状態をいいます。関節面相互の適合性が保たれていないのは脱臼で、捻挫よりさらに重い外傷です。したがって、膝関節捻挫というのは膝関節靭帯...

症状は膝の痛み、関節のはれ、膝の不安定性です。受傷早期からのはれ膝関節内の出血が考えられ、関節穿刺(針を刺す)によって関節血症の確認が必要です。もし脂肪滴(穿刺した血液がギラギラ光ってみえる)の混入があれば、骨折の合併が考えられます。

診断は、症状とストレスX線撮影(負荷をかけて撮影)で可能です。半月板損傷(膝内障)を合併することもあり、通常、MRI検査が行われます。損傷した靭帯の部位と程度により異なりますが、大部分は外固定などの保存的治療が行われます。しかし、十字靭帯損傷など不安定性や疼痛がとれない場合には、靭帯再建手術が必要な場合があります。

最も頻度の高い膝関節捻挫は、スキーなどのスポーツでよくみられる内側側副靭帯の損傷です。この靭帯は膝の内側にあり、膝の外側からの強大な外力により損傷します。第1度の損傷では膝の内側の圧痛のみで不安定性はありません。第3度損傷では、膝の30度屈曲位だけでなく、膝の伸展位でも外反不安定性があります。膝関節靭帯損傷で最も治療の難しいのが前十字靭帯損傷で、バレ...

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