腎症候性出血熱

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腎症候性出血熱(HFRS)は、ハンタウイルス感染による種々の程度の腎不全と血管障害に伴う症状からなる疾患です。本症には、重症型腎症候性出血熱と軽症型の流行性腎症と呼ばれるものとがあります。このハンタウイルスには、ハンターン(Hantaan)、ドブラバ(Dobrava)、ソウル(Seoul)、およびプーマラ(Puumala)などの亜型があり、そのなかでも...

潜伏期間は4~42日です。突然の発熱、頭痛、出血症状、腎不全による乏尿(尿の量が著しく減少する)およびそれに続く多尿、ショック症状が出現します。

血液や採取された臓器からウイルスを検出したり、急性期と回復期のIgG抗体の有意な上昇や、IgM抗体を検出したりして診断します。安静、ショックに対する治療、輸液・循環の管理などの対症療法が基本で、特異的な治療法はありません。しかし、発症早期には、リバビリン(コペガス)が用いられます。感染予防には、ネズミと接触する機会を減らすための環境改善が重要です。

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