脳ヘルニア

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頭部外傷によって、頭蓋骨よりも内側(頭蓋内)に血腫や脳のむくみ(脳浮腫)が生じると、脳は硬い頭蓋骨で囲まれて余計なスペースがないため、頭蓋内の圧が高まり(頭蓋内圧亢進)、軟らかい脳はすきまに向かって押し出されます。組織が押し出されることをヘルニアといいます。押し出された脳は深部にある生命維持中枢(脳幹)を圧迫し、呼吸や心臓の機能を損ないます。初期症状は...

初期症状は意識障害と瞳孔の異常です。一般的には、脳に障害のある側の瞳孔が開き(瞳孔不同)、光に対する瞳孔収縮の反応が失われます(対光反射消失)。この時期を過ぎると呼吸が不規則で遅くなり(この前に異常に速い呼吸になることもある)、瞳孔の異常は両側になります。また、痛み刺激で手足を突っ張る除脳姿勢を示すこともあります。さらに進行すると呼吸が止まります。呼吸...

意識、瞳孔(および除脳姿勢など)の臨床症状から診断します。原因の診断のため、頭部CTは必須です。脳ヘルニアを示すCTの所見として、正常では左右対称の脳の構造が圧迫のためゆがんで見えたり(正中構造の偏位)、頭蓋内圧亢進のため脳脊髄液が満たされている脳のすきま(脳室や脳槽)が圧迫されたり、あるいは消えてなくなったりします。瞳孔異常の初期症状がみられたら、治...

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