脊髄空洞症

176件

脊髄の中心部に脳脊髄液がたまった空洞ができることにより、脊髄を内側から圧迫して、いろいろな神経症状を呈する病気です。発症に男女差はなく、あらゆる年齢層にみられます。症状の現れ方は、空洞の大きさや長さによって異なります。頸髄に発生することが多いため、上肢や手の痛みまたは感覚障害で始まることが多く、空洞が拡大すると手や腕の麻痺や筋萎縮、歩行障害、さらには排...

症状の現れ方は、空洞の大きさや長さによって異なります。頸髄に発生することが多いため、上肢や手の痛みまたは感覚障害で始まることが多く、空洞が拡大すると手や腕の麻痺や筋萎縮、歩行障害、さらには排尿や排便の障害が出てきます。上肢にみられる感覚障害には特徴があり、温痛覚(温度や痛みの感覚)は障害されますが、触覚と振動覚・位置覚などの深部感覚は保たれます(解離性...

診断には頸椎のMRI検査が役に立ち、これでほぼ診断がつきます(図25)。MRI検査では特殊な撮り方をすると脊髄液の流れを画像化することができ、これも診断や治療方法を決める際に有用です。また、脊髄腫瘍に合併するタイプの脊髄空洞症では、造影剤を用いたCT検査を行います。感覚障害などの症状に対しては、薬剤による対症療法を行います。キアリ奇形に伴う脊髄空洞症の...

空洞のできる詳しいメカニズムはまだよくわかっていません。脊髄空洞症を原因により大きく分類すると、(1)キアリ奇形(小脳の下端が脊椎のほうに垂れ下がったようにめり込んでくる奇形)に伴う脊髄空洞症、(2)癒着性くも膜炎(脊髄の周囲に炎症が起こり、髄膜に癒着を起こしたもの)に伴う脊髄空洞症、(3)脊髄腫瘍に伴う脊髄空洞症、(4)脊髄出血後の脊髄空洞症、などに...

関連ワード

「脊髄空洞症」に関するQ&A

176件

「脊髄空洞症」に関するQ&Aをもっと見る

「脊髄空洞症 キアリ奇形」に関するQ&A

50件

「脊髄空洞症 キアリ奇形」に関するQ&Aをもっと見る