脊椎カリエス

150件

肺からの結核菌が血行性に運ばれて発症する結核性脊椎炎です。脊椎の部位別には腰椎、胸椎、胸腰椎などの順に多く、頸椎はまれです。最初に椎体が破壊され、次いで椎間板にも病巣が波及し、進行すると隣接した椎体にも病巣が広がります。病気が進行すると、椎体内に乾酪壊死といわれるチーズの腐ったような壊死巣が形成され、椎体周囲に膿瘍が形成されます。腰椎では腸腰筋の筋肉内...

全身的には微熱、食欲不振、全身倦怠感などが、局所症状としては腰背部痛、脊柱の硬直などがみられます。腰背部痛は化膿性脊椎炎に比べると軽度で、緩やかに経過します。罹患部位の脊椎の叩打痛(叩くと痛みが出る)も特徴のひとつです。膿瘍の症状としては、腹部、臀部、鼠径部の突っ張り感や重苦しさですが、腸腰筋膿瘍では疼痛のため股関節の伸展が制限され、屈曲位をとります。...

単純X線写真では椎間板腔が狭くなり、椎体の不整像がみられ、進行すると椎体が破壊され楔状になり、後弯を生じます。また、たまったうみが胸椎では脊柱の脇に紡錘状陰影として、腰椎では腸腰筋膿瘍陰影としてみられます。CT検査では、椎体内や周囲の膿瘍像や壊死した骨の石灰化像がみられます。MRIは病巣の広がりや神経との関係を知るうえで重要な検査です。とくに造影MRI...

大部分は肺に病巣を形成した結核菌が血行性に運ばれて発症しますが、まれに泌尿器が感染源となることがあり、明らかな肺病変がない場合もあります。発生頻度は減少傾向にありますが、近年は高齢者の罹患例が増加しています。

関連ワード

「脊椎カリエス」に関するQ&A

150件

「脊椎カリエス」に関するQ&Aをもっと見る