脂肪肉腫

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脂肪を含んだ細胞が悪性化したと考えられている悪性腫瘍です。体のあらゆる部分に発生しますが、多いのはふとももと骨盤の内部(後腹膜腔)で、30~60歳くらいの世代に多いといわれています。軟部肉腫は発生頻度の低い悪性腫瘍なのですが、この肉腫はそのなかでは比較的頻度の高い肉腫です。現在では、顕微鏡の検査所見によって大きく4つに分けるのが標準的な分類法で、悪性度...

手足や体の表面に発生した場合、多くは急に大きくなる瘤として意識されます(図58‐(a))。一部の悪性度の低いタイプでは、あたかも良性腫瘍であるかのようにゆっくりとした成長を示すことがあり、注意が必要です。痛みはほとんど自覚されません。骨盤腔内(おなかの内臓のまわり、後腹膜腔)に発生した場合は大きくなるまで自覚症状があまりないため、早期診断が困難であるこ...

X線検査では瘤が薄く透けて写ることがあります。MRI(図58‐(b))などで詳しく画像検査を行うと、腫瘍の存在が確認されます。脂肪の成分が多い場合は皮下脂肪と類似した信号が検出されるため、この段階でこの病気を疑うことができます。多くの軟部腫瘍にいえることですが、外来での診察や画像検査だけで診断名をつけることはできません。最終的には、顕微鏡で実際に腫瘍組...

粘液型脂肪肉腫では、特定の2つの染色体の一部が切れてお互いに入れ替わってしまったために、キメラ遺伝子と呼ばれる異常な遺伝子が発生することがわかっています。粘液型脂肪肉腫以外の脂肪肉腫に関しては、特異的な遺伝子配列異常が報告されているわけではありませんが、染色体の形態が異常を起こし、細胞の遺伝子情報が変化することが病気の原因となっていると考えられています。

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