胸膜炎

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胸膜とは、肺の表面をおおう臓側胸膜と、胸壁、横隔膜、縦隔をおおう壁側胸膜からなっています。両胸膜に囲まれた部分が胸膜腔で、ここに胸水がたまる病気を胸膜炎と呼びます。最初の症状としては胸痛が多く、この胸痛深呼吸や咳で増悪するのが特徴です。原因が感染症であれば、発熱を伴います。咳も出ますが痰は少なく、胸水が増えてくると呼吸困難を感じるようになります。深呼...

最初の症状としては胸痛が多く、この胸痛深呼吸や咳で増悪するのが特徴です。原因が感染症であれば、発熱を伴います。咳も出ますが痰は少なく、胸水が増えてくると呼吸困難を感じるようになります。

胸膜炎は、医師の聴打診のみでも診断がつくことがあります。胸水のたまった部位が打診で濁音を示し、呼吸音が弱くなり、特徴的な胸膜摩擦音(臓側胸膜と壁側胸膜がすれる音)が聞かれる場合です。胸部X線検査で胸水がたまっているのが明らかにされます(図45)。胸水が少量の場合には、胸部CT検査で初めて診断がつく場合もあります。胸膜炎の原因を調べるために、胸水検査が行...

胸膜炎の原因としては、感染症悪性腫瘍が主なものであり、膠原病、肺梗塞、石綿肺も胸水がたまる原因になります。低蛋白血症や、うっ血性心不全でも胸水がたまります。感染症のなかでは、結核や細菌感染によるものが多く、悪性腫瘍では肺がんによるものが多いといわれ、それぞれ、結核性胸膜炎、細菌性胸膜炎、がん性胸膜炎と呼ばれています。

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