胃がん

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胃がんは、胃の悪性新生物の95%を占める上皮性(粘膜由来)の悪性腫瘍で、日本では肺がんに次いで死亡率の高いがんです。男女比は2対1と男性に多く、男女とも60代に発症のピークがあります。がんの深達度(深さ:漿膜側への広がり)により早期がんと進行がんに分類されますが、早期胃がんは大きさやリンパ節への転移の有無に関係なく、深達度が粘膜内または粘膜下層までにと...

胃がんに特有な自覚症状はありません。早期胃がんの多くは無症状で、一般には上腹部痛、腹部膨満感、食欲不振を契機に、X線造影検査や内視鏡検査で偶然に発見されます。進行がんになると体重の減少や消化管の出血(下血や吐血)などがみられ、触診で、上腹部にでこぼこの硬い腫瘤を触れることもあります。腹水がたまったり、体表にリンパ節が触れるような場合は、がんが全身に広が...

バリウムによる胃の二重造影法は日本で開発され、胃がんの診断学の確立に大きな貢献をしてきました。しかしながら、現在は電子スコープの普及と内視鏡の細径化が進み、組織の採取が可能な内視鏡検査が主流になっています。良性・悪性の最終診断は内視鏡下に組織を採取し(生検)、病理医による組織診断により決定されます。胃がんは病理学的には、大部分が正常の胃粘膜構造に似た分...

胃がんの発生には、環境因子の影響が強いと考えられています。最近になって、ヘリコバクター・ピロリ(Hp:ピロリ菌)と呼ばれる細菌が胃のなかにすみ着いて胃がんの原因になっていることがわかってきました。この細菌は、1994年に国際がん研究機関によって“確実な発がん因子”と分類されました。菌によって慢性の炎症が起こり、慢性萎縮性胃炎をへて腸上皮化生と呼ばれる状...

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