肺真菌症

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近年、患者層が高齢化し、ステロイドホルモン薬に代表される免疫抑制薬の投与、さらに臓器移植などの高度医療の結果、免疫状態の不良な宿主に発症する病気です。カンジダ、アスペルギルス、クリプトコッカス、ムーコルの4菌種が主な原因菌です。抗真菌薬を用いて治療にあたりますが、早期に診断されない場合は急速に病状が進行し、一般に予後は不良です。剖検(解剖して調べること...

いずれも白血病や臓器移植後の患者さんなど、強い免疫抑制状態にある宿主に発症します。このような患者さんでは、一般の抗菌薬では効果がないこと、発熱や喀痰、咳の症状、胸部X線写真で浸潤影を認める場合に本症を疑い、早期に検査を進める必要があります。アスペルギルス症やムーコル症では、血管親和性が高く、血痰や喀血を生じることもあります。

胸部X線写真では特徴的な所見はありませんが、アスペルギルス症やムーコル症では、浸潤影内にクレッセントサイン(菌球と空洞壁の間にみられるすきま)を示す場合があります。クリプトコッカス症は、宿主の免疫状態に応じて結節性陰影から肺炎像までさまざまな病型をとります。診断では、病巣から無菌的に採取した検体で病原真菌を分離・同定すること、あるいは組織内への真菌の浸...

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