肛門がん

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肛門の入り口から約3cmにわたる管状の部分(肛門管)に生じるがんを総称して、肛門がんといいます。大腸がん結腸がん、直腸がん)に比べると、その頻度はまれです(大腸がんの約4%)。組織型からみると、肛門がんの大部分は扁平上皮がん(図30)ですが、肛門管の上皮は多様な上皮組織が存在するため、腺がん、類基底細胞がん、悪性黒色腫(コラム)、パジェット病(ページ...

主な症状は、しこり、かゆみ、出血、疼痛、粘液分泌、便通異常(便秘、便失禁)などです。時にこれらの肛門の症状がなく、鼠径部のリンパ節のはれがみられることもあります。これらの症状は、最初は軽度であっても、徐々に進行していくのが肛門がんの特徴です。

検査は、まず肛門部の診察を行います。肛門管内の病変は、指診で比較的硬い腫瘤(しこり)として触れ、肛門鏡を使用した診察では腫瘤や潰瘍をみることができます。肛門縁の病変は、左右の臀部を広げた状態でよく観察すると、腫瘤や潰瘍、また紅斑や潰瘍を伴う湿疹、丘疹や鱗屑などの皮膚病変がみられます。このように肛門診察で、痔疾患や通常の肛囲湿疹と異なる外観を示した病変が...

肛門がんが発症する原因は、大腸がんやほかのがんと同様、まだよく解明されていません。一部の肛門上皮内がんや扁平上皮がんは、ヒトパピローマウイルスの感染と関連して発症することが知られており、なかでもHIV(ヒト免疫不全ウイルス)陽性者や男性同性愛者は、発症のリスクが大きいといわれています。また、大きな尖圭コンジローマや長期間にわたる複雑痔瘻(コラム)に合併...

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