肘関節脱臼

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肘関節は、上腕骨と2本の前腕骨(橈骨・尺骨)とで形成される関節で、上腕骨内側の滑車という部分と、尺骨の肘頭とカギ型の部分とが強くからみ合って、曲げ伸ばしの運動が行われています(図52)。この部分がはずれることを肘関節脱臼と呼び、ほとんどの場合、尺骨上腕骨に対して後ろ側に脱臼して(後方脱臼)、肘関節の屈伸ができなくなります。外側の橈骨頭だけがはずれる場...

まず、徒手整復を試みます。肘関節を軽く屈曲して、前腕を後方に押し下げながら牽引すると、通常は簡単に整復されます。整復されない時は、受傷現場での無理な整復操作を繰り返して行うべきではありません。整復困難な場合は、関節内に骨片がはさまっていることもあるので、X線検査での確認が必要です。また、整復後、肘関節の安定性をチェックし、安定している場合は1週間程度の...

転倒した時に手をついて起こることがほとんどです。肘関節が脱臼するのは、主に思春期から成人で、乳幼児や高齢者では同じような外力がはたらくと骨折が生じ、骨折を伴わない脱臼になることはまれです。

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