耳介軟骨膜炎

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耳介は、軟骨の上に薄い皮下組織をおいて皮膚におおわれています。とくに耳介前面は皮下組織が少ないために、感染や機械的刺激により炎症が軟骨膜に容易に及びます。ひとたび軟骨膜に炎症が及ぶと耳介全体に波及し、耳介腫脹(はれ)・血腫・変形を来します。感染初期耳介表面の発赤と軽度の腫脹ですが、徐々に増強して、厚ぼったい感じになります。腫脹度合いに応じて灼熱感...

感染初期耳介表面の発赤と軽度の腫脹ですが、徐々に増強して、厚ぼったい感じになります。腫脹度合いに応じて灼熱感や疼痛を伴うことが多く、初期の処置が奏効しないと、発赤腫脹が進行し軟骨膜の肥厚や軟骨の変形を生じます(図11)。

耳介に鈍的な外傷性の衝撃が加わり、耳介軟骨と軟骨膜との間が離れて血液がたまった結果生じる耳介血腫や、全身の軟骨が系統的に侵される自己免疫疾患である反復性多発性軟骨炎との区別が必要です。できるだけ早期に炎症を鎮めなければ耳介変形を来すので、広域スペクトラム抗生剤(効く菌の範囲が広い)と消炎鎮痛薬の投与および局所の冷却に努めます。炎症が高度の場合は、副腎...

耳介の外傷(虫刺され、裂創、打撲、圧挫)や感染に続いて発症します。ヘルメット着脱時の圧挫に伴う耳介血腫およびピアスなどの機械的刺激に感染が加わり、耳介軟骨膜の炎症と、それに起因する軟骨膜下の浮腫や滲出液および出血が生じます。感染の原因菌はグラム陰性菌、とくに緑膿菌が多いとされ、ほかにブドウ球菌やプロテウス属などが検出されます。時に耳介ヘルペスの続発症と...

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