磨耗症

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歯の表面に対して、とくに摩擦による機械的作用で歯質の表面がすり減って欠損となったものをいいます。軽度の磨耗ではほとんど自覚症状はありません。くさび状欠損や他の部位の大きな磨耗による欠損が生じると、知覚過敏やう蝕(むし歯)を引き起こし、歯髄炎に至ることがあります。磨耗でき方は非常にゆっくりです。自分でがつく、あるいは他人にいわれてがつくことももちろ...

軽度の磨耗ではほとんど自覚症状はありません。くさび状欠損や他の部位の大きな磨耗による欠損が生じると、知覚過敏やう蝕(むし歯)を引き起こし、歯髄炎に至ることがあります。

視診でほぼ診断できますが、咬耗症、むし歯、歯冠破折などとの区別が重要です。正しい歯みがき方法の指導や悪習癖の矯正といった、磨耗を生じた原因をなくすことが第一です。磨耗による欠損部が小さい場合はそのまま何もしないで経過をみます。知覚過敏の症状がある場合はその部位に薬物塗布療法、レーザー照射、接着性の材料を充填するといった治療を行います。

原因として、次のようなものがあります。(1)歯ブラシによるもの:硬い毛の歯ブラシで長期間強く横みがきを行っていると、歯の表面、とくに歯肉との境目(歯頸部)がくさび状に削れてきます。これをくさび状欠損といいます。(2)職業または習癖による磨耗:ガラス工、管楽器演奏者、家具工など口で器具を扱う職業に従事している人、パイプでたばこを吸う人などには、常時使って...

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