特発性食道破裂

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特発性食道破裂はブールハヴィー症候群とも呼ばれ、主に飲酒後の嘔吐により食道内圧が上昇して、とくに病的変化のない正常の食道が破裂するものです。下部食道の左側が破れることが多く、時に中部食道の右側が破れることもあります。現在でも死亡する危険性が高い疾患です。嘔吐反射直後、突然バットで殴られたような胸痛が発生します。上腹部痛であることもあります。その後、引き...

嘔吐反射直後、突然バットで殴られたような胸痛が発生します。上腹部痛であることもあります。その後、引き続き胸が苦しくなる胸内苦悶や呼吸困難、冷汗が出て、顔色が青くなりショック状態となります。苦しさはいつまでたってもよくなりません。時には首のまわりがはれて、押すとプチプチという感じがすることもあります。

胸部単純X線写真(図14)で気胸や、胸腔に食物残渣や水分が貯留しているのが認められます。また、縦隔気腫や皮下気腫が認められることもあります。しかし、発症から早期のものや、胸腔内まで破れておらず、食道破裂が縦隔内にとどまっているものでは、はっきりした所見が認められず、横隔膜の線や心陰影がぼやけるだけのものもあります。CT検査を行うと縦隔気腫や皮下気腫、気...

嘔吐反射が起きた時、こらえようとしたために食道内に嘔吐物が充満し、その瞬間的な内圧の上昇に耐え切れなくなって食道壁が破裂するものです。嘔吐の原因はいろいろありますが、大部分は飲酒後によるものです。

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