水俣病

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水俣病は、熊本県水俣湾周辺で1956(昭和31)年5月に、新潟県阿賀野川流域で1965(昭和40)年5月に発見されたもので、四肢末端の感覚障害、運動失調、求心性視野狭窄、中枢性聴力障害を主要な症状とする中枢神経系の疾患です。1968(昭和43)年にそれぞれチッソ株式会社、昭和電工株式会社の工場から排出されたメチル水銀化合物が魚介類に蓄積し、それを経口摂...

主要な症状は、四肢末端を中心とする知覚障害、小脳性運動失調、求心性視野狭窄、中枢性聴力障害および構音障害(言葉の発音の障害)です。また、母親が妊娠中に摂取したメチル水銀が胎盤を経由して胎児に移行、発症したのが胎児性水俣病です。脳性小児麻痺に似た症状を来す胎児性の水俣病も、50名以上が確認されています。

水俣病の診断は、主要な症候がそろっている場合は容易ですが、不全型や軽症の場合は困難なことが少なくありません。そのため認定に混乱を来しています。成人、小児、胎児の水俣病像を病理学的に比較すると、神経細胞の障害部位の広がりは、胎児∨小児∨成人の順になっており、脳の発育過程の早期にメチル水銀蓄積を来すほど広範な障害を起こします。

メチル水銀化合物(CH3HgCl)が、水銀触媒法によるアセトアルデヒドの製造工程でHgSO4から副生され、その化学工場からかなりの量が持続的に流出したことが主な原因です。流出して水域を汚染し、水域中でいったん超希薄濃度にまで薄められたメチル水銀が、水中諸生物間の食物連鎖を経由することにより魚介類の体内で高度に再濃縮され、その有毒化した魚介類を繰り返し大...

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