横隔膜ヘルニア

202件

横隔膜の先天的または後天的な裂孔(裂けた孔)から、腹部臓器が胸腔内や縦隔内に脱出した状態です。食道裂孔ヘルニア、ボホダレクヘルニア、モルガニヘルニア、外傷性ヘルニアが主なものです。食道裂孔ヘルニアは成人のヘルニアの80~90%を占め、脱出臓器は胃です。ボホダレクヘルニアは先天性のヘルニアで、左背側に多く、小腸や大腸が脱出します。モルガニヘルニアも先天性...

食道裂孔ヘルニアの多くは無症状です。食後に強まる胸骨後部痛や胸焼けを感じたり、吐血や下血を来す場合もあります。ボホダレクヘルニアが大きい場合は、出生直後呼吸困難、チアノーゼなどの重い呼吸障害に陥ることがあります。モルガニヘルニアは、無症状から呼吸困難やチアノーゼを来す例までさまざまです。外傷性ヘルニアでは、受傷直後に胸骨下部の強い痛み、嘔吐、呼吸困難...

胸部X線検査で、胸腔内や縦隔内に腸管のガス像を認めます。消化管バリウム造影検査では、より明瞭に脱出した腸管が描写され、確定診断となります。食道裂孔ヘルニアで胸やけなどの症状がある場合には、制酸剤などを投与します。無症状の場合は放置しておいてかまいません。ボホダレクヘルニア、モルガニヘルニア、外傷性ヘルニアでは手術が行われます。手術で、横隔膜裂孔がふさが...

食道裂孔ヘルニアは、高齢になるにしたがい、肥満、妊娠、亀背(背中が曲がって丸くなった状態)などの影響を受けて発症します。そのため、高齢女性に多くみられます。ボホダレクヘルニア、モルガニヘルニアは、先天的なものです。外傷性ヘルニアは、交通事故や高所からの転落事故で発症します。

関連ワード

「横隔膜ヘルニア」に関するQ&A

202件

「横隔膜ヘルニア」に関するQ&Aをもっと見る

「横隔膜ヘルニア 手術」に関するQ&A

31件

「横隔膜ヘルニア 手術」に関するQ&Aをもっと見る