昆虫アレルギー

18件

昆虫に刺されたり接触したりして何らかの症状が現れる場合には、たとえば蚊に刺された局所がかゆくなる場合のような直接的な作用によるものと、免疫グロブリンE(IgE)抗体を介したアレルギー機序(仕組み)によるものとがあります。後者を総称して昆虫アレルギーといいます。臨床的に重要なものとして、ハチなどの有刺昆虫による経皮性アレルギーによるものと、チョウやガなど...

ハチ・アレルギーの場合、IgE抗体を介した即時型アレルギー反応によりアナフィラキシーショック様の症状が生じます。刺されて15分以内に全身のじんま疹、紅潮、血管浮腫、声門浮腫、気管支狭窄による呼吸困難、下痢、嘔吐、低血圧、意識消失、けいれんなどの症状が現れます。ハチ・アレルギーにより日本では年間30~50人が命を落としています。チョウやガなどの昆虫成分の...

ハチの刺傷によるアナフィラキシーの治療は、まず塩酸エピネフリンを皮下注射し、次いで血管確保をして副腎皮質ホルモン薬の静脈注射を行います。緊急処置用のアドレナリン(エピネフリン)の携帯用自己注射製剤(エピペン)があるので、ハチ・アレルギーの既往のある人はアレルギー科で専門医に相談するとよいでしょう。根本的治療にはアレルゲン免疫療法(減感作療法)が非常に有...

人を刺すハチではスズメバチ科のスズメバチ亜科とアシナガバチ亜科、そしてミツバチ科の3種が重要です。これらのハチ毒成分の組成は、各種のアミン、ペプチド、酵素を含む高分子蛋白質からなっていることが共通しています。スズメバチとアシナガバチでは、かなりの抗原共通性があることが知られています。アトピー素質のある人などがこれにさらされるうちに免疫グロブリンE(Ig...

関連ワード

「昆虫アレルギー」に関するQ&A

16件

「昆虫アレルギー」に関するQ&Aをもっと見る