放射線肺炎

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肺がん、食道がん、乳がん、胸壁に発生したがんなどの治療のため、やむなく正常な肺に放射線を照射することが避けられないことがあります。放射線肺炎は、この治療として行われる放射線照射で肺に間質性肺炎を起こし、さらに線維症を起こす病気です。放射線が照射されている部分のみに起こるものと、照射部位から離れたところにもできる2つの病態があるといわれています。放射線照...

放射線照射後、すぐ現れず、1~3カ月後に現れることが多くみられます。早期では無症状ですが、発熱、咳、呼吸が速くなるなどの症状がゆっくり現れます。前述した照射以外の部位にも病変が現れる場合は、急速に進行することがあります。

放射線照射後に現れた症状、身体所見、血液中の炎症所見、また肺線維症のマーカー(KL‐6、SPDなど)、画像所見、呼吸機能検査などから、他の疾患を除外して診断します。区別すべき疾患としては、がんの肺内への転移、感染症などがあります。照射した部位に現れる場合は比較的容易ですが、照射部位以外に病変が出る場合には、診断は困難になります。軽症であれば、自然に軽快...

直接肺に当たる放射線量が約40Gy(グレイ)以上になると現れる頻度がさらに高率になります。過去に照射歴がある場合、同一部位に放射線照射を行うと本症の発症率はさらに高くなります。また、がんに対する化学療法薬(ブレオマイシン、マイトマイシン、メトトレキサート、ブスルファン、ビンクリスチン、シクロホスファミドなど多数あり)の併用により、放射線肺炎を発症する率...

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