扁桃周囲膿瘍

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急性扁桃炎に続発し、口蓋扁桃(図12、図13)の周囲に炎症が及ぶことで起こります。30代の男性に多く発症します。扁桃に生じた炎症が扁桃被膜外に波及して扁桃周囲炎を生じ、さらに膿瘍を形成すると考えられています。急性扁桃炎に引き続いて発症し、激烈な咽頭痛が特徴です。通常は片側だけです。感染範囲が広がると耳への放散痛開口障害が出現します。嚥下痛も高度で、唾...

急性扁桃炎に引き続いて発症し、激烈な咽頭痛が特徴です。通常は片側だけです。感染範囲が広がると耳への放散痛開口障害が出現します。嚥下痛も高度で、唾液を飲むことができなくなり、よだれをたらします。全身的には、高熱を伴い、経口摂取がほとんどできなくなり、全身倦怠感、脱水状態となります。

口内を調べると、口蓋扁桃のみならず、その周囲の粘膜が強く赤く腫脹し、扁桃が口のなかに張り出しています(図14)。膿瘍部を針で刺して膿汁が吸引されれば診断できます。しかし、必ずしも膿瘍部が穿刺できるとは限りません。そのため、最近ではCTや超音波検査で膿瘍の場所を診断することがあります。その他の検査は急性扁桃炎と同様です。扁桃周囲炎と、それが進展した扁桃周...

原因菌としては、急性扁桃炎の原因菌に加えて嫌気性菌(空気を嫌う菌)が重要です。

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