慢性膵炎

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継続的なアルコールの多飲などによって、膵臓持続性の炎症が起こり、膵臓の細胞が破壊されて、実質の脱落と線維化(膵臓の細胞がこわれ、線維が増えて硬くなる状態)が引き起こされる病気です。このような変化の多くは元にもどりません。2002年に医療機関を受診した患者さんの数は4万5200人で、人口10万人で35.5人の罹患率と推定されます。慢性膵炎は以前、男性に...

典型的な症状として上腹部痛、腰背部痛があげられます。疼痛はがんこで持続性ですが、間欠的に生じるものもあり、また程度も軽度なものから高度のものまで人によりさまざまです。そのほか症状としては吐き気・嘔吐、食欲不振、腹部膨満感などがあります。診察時には、上腹部を中心に圧痛(押すと痛む)がみられます。また、背中の中央あたりをこぶしでぽんぽんと叩かれると、背部...

日本膵臓学会による慢性膵炎臨床診断基準が作成されています。基準によると慢性膵炎は診断の確かさの程度により、確診例、準確診例、疑診例の3つに分類されています。確診例とは、(1)画像診断(超音波、CT)によって膵石(図24)、(2)内視鏡的膵胆管造影(ERCP)によって膵管の不整拡張や狭窄(図25)、(3)膵組織所見で膵実質の減少と線維化、のいずれかが証明...

急性膵炎と同様にアルコール多飲による原因(アルコール性)が68%と最も多く、次に原因不明の特発性20.6%、胆石性3.1%と続きます。男女別の原因では、男性でアルコール性が76.6%に対し、女性では特発性が50%と最も多く、男女の違いが明らかです。最近、自己免疫異常による膵炎(自己免疫性膵炎)が注目されており、従来は特発性とされていましたが、現在は、膵...

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