感染性心内膜炎

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感染性心内膜炎(IE)とは、心臓の内側の膜(心内膜)または弁膜に贅腫といわれる感染巣をもつ敗血症の一種で、循環器の感染症です。感染症としての重症度だけでなく、炎症による心臓構造の破壊や循環動態の変化、贅腫が血流に乗って引き起こす塞栓症(脳梗塞など)により、さまざまな臨床状態を示す全身性の感染症です。発熱は感染性心内膜炎患者の9割に起こる症状ですが、一般...

発熱は感染性心内膜炎患者の9割に起こる症状ですが、一般に他の感染症と大きく変わった初期症状はありません。多くの患者さんが最初はかぜかと思って近くの医療機関を受診し、抗生剤の投与を受けますが、抗生剤を中止すると再び発熱するといった状態を訴えます。やがて心臓構造の破壊による心不全症状(息切れ、呼吸困難、むくみなど)や、感染巣が血流に乗って全身のどこかの血管...

診断にはデューク大学から提唱された診断基準が用いられます。感染性心内膜炎の診断は、血液培養陽性と心エコー(超音波)所見、または新しい弁逆流の存在により行われます。心エコー検査所見は贅腫(感染巣)、膿瘍(炎症が弁を越えて弁輪部周囲に及んだ状態)、人工弁の離開(人工弁の構造が壊れること)があげられています。(1)心エコーの重要性通常の経胸壁心エコーでは贅腫...

血液中に細菌が侵入して心臓内部に付着、増殖して感染巣を形成し、増大していきます。血液中に細菌が侵入する状態としては、抜歯などの歯科処置、内視鏡などによる細胞診、婦人科処置など出血を伴う処置があります。一方、患者さん側の状態としては、弁膜症、先天性心疾患など血液の流れに乱れがあり、心内膜に荒れた部分がある場合や、人工透析や肝臓疾患、ステロイド治療など免疫...

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