急性膵炎

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膵臓は、蛋白分解酵素をはじめとして、食べ物を消化・分解するいろいろな酵素を産生し、分泌しています。急性膵炎は、いろいろな原因で活性化された膵酵素によって自分の膵臓が消化されてしまい、膵臓やその他の主要な臓器に炎症と障害が引き起こされる病気です。短期間で軽快する軽症から、多臓器不全で死に至る重症(重症急性膵炎)まで、さまざまなケースがあります。年間の発症...

急性膵炎で最も多い症状は上腹部痛です。痛みの場所はみぞおちから左上腹部で、しばしば背部にも広がります。痛みの程度は軽い鈍痛から、じっとしていられないほどの激痛までさまざまです。何の前触れもなく痛みが起こることもありますが、食事後、とくに油分の多い食事をしたあとや、アルコールを多く飲んだあとに起こることも少なくありません。痛みは、膝を曲げて腹ばいになると...

急性膵炎で現れる症状は、ほかの腹部疾患(胃・十二指腸の疾患や胆石症など)でもみられることが多いので、これらを見分けることが必要です。そこで、急性膵炎の臨床診断基準が作成され利用されています(表15)。ここで重要なことは、腹部症状・所見に加えて、血液や尿中の膵酵素の上昇、あるいは画像診断で急性膵炎の異常所見がみられることを確認することです。膵酵素としては...

急性膵炎の原因として最も多いのはアルコール(37%)で、次に胆石(24%)と原因不明の特発性(23%)が続きます。内視鏡的膵胆管造影(ERCP)や手術後、あるいは特殊な薬剤や、血液中の中性脂肪が高い脂質異常症によって引き起こされることもあります。それ以外の原因は極めてまれです。

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