急性胃拡張

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正常な胃は、食物が入ってくると拡張しますが、食物は順次、蠕動運動によって小腸へ排出されて、内容物が減れば胃は縮小します。一般に、急性胃拡張という用語は、不快な腹部膨満感を比較的急速に自覚した場合に用いられ、正式な病名ではありません。強い腹部膨満感が主ですが、嘔吐が現れることもあります。急性胃拡張と思っても、胃に原因があるとは限らず、小腸や大腸などの腸管...

強い腹部膨満感が主ですが、嘔吐が現れることもあります。急性胃拡張と思っても、胃に原因があるとは限らず、小腸や大腸などの腸管拡張の一部であることも少なくありません。原因が何であれ、食物停留やガスにより、ある程度以上の胃(ないし腸管)拡張が起これば、生理的反応として嘔吐が起こります。

腹部単純X線検査で簡単に診断できますが、腹部超音波検査でも拡張した胃が描き出されます。急性胃拡張の原因を検査することが重要で、そのためには胃X線造影検査や胃内視鏡検査のほか、一般の血液検査や尿検査が必要です。治療は原因疾患に対して行います。急性胃拡張が著しい場合は、胃管の挿入などによって胃の内圧の減少を図ります。予後は原因疾患によって異なります。

さまざまな原因で起こりますが、器質的疾患による場合と機能的疾患による場合に分けられます。器質的疾患の代表例は、胃がんなどのために食物やガスの停留が起こるような場合であり、機能的疾患の代表例は、糖尿病性神経症による胃運動の低下のために起こる場合です。

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