急性細気管支炎

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細気管支は、気管支が枝分かれし、二酸化炭素と酸素を交換する肺の末梢の肺胞に近い細い気管支のことです(図8)。ここには軟骨がなく、炎症が起こるとさらに細くなり、空気出入りが困難になります。とくに、空気を吸うよりも吐くほうが困難で、そのためちょうど喘息の発作のような症状を示します。数日続く上気道炎のあと、深い咳呼吸数の増加、呼吸困難ならびにヒューヒュー...

数日続く上気道炎のあと、深い咳呼吸数の増加、呼吸困難ならびにヒューヒューという呼吸音(喘鳴)が聞かれるようになります。呼吸困難感が強く、努力様の呼吸が認められ、呼気の延長、呼吸補助筋を使った呼吸(肋間の陥没)がみられます。聴診所見では、喘鳴と水泡音が聞かれ、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる)も認められます。このような症状は喘息発作によく似ています...

症状とX線所見から本症が疑われる場合は、迅速診断検査が可能です。しかし、迅速診断の可能な施設はかぎられています。RSウイルスによる細気管支炎では有効な抗ウイルス薬がないのが現状なので、必ずしも診断が治療に結びつくというわけではありません。区別のための検査としては、幼児の場合、喘息と異物の誤嚥が大切です。喘息は既往歴があれば区別が容易ですが、初めての場合...

小児、とくに2歳以下の幼児にRSウイルスの感染症として起こる場合が典型的です。ほかのウイルスでも起こることがあり、また成人ではマイコプラズマ感染症による細気管支炎が報告されています。

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