急性糸球体腎炎

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腎臓の本態は糸球体とそれに続く尿細管です(図2)。糸球体は球状の毛細血管のかたまりで、流れ込んできた血液を濾過します。その濾液(原尿)が細長い尿細管に入り、必要なものは再吸収されて血液に戻り、残りを尿として排泄することで血液を正常化しています。急性糸球体腎炎は、何らかの感染症が原因で、糸球体に炎症を起こした状態です。感染が治癒すると腎炎も治ります。血液...

多くは咽頭炎・扁桃炎などの上気道炎から、1~2週間(平均10日)の潜伏期をおいて、突然に血尿・蛋白尿、乏尿、浮腫、高血圧などの症状で発症します。目で見てわかる血尿(肉眼的血尿)は30%ですが、検査でわかる血尿は全例にみられます。むくみは顔面、とくにまぶたのむくみに起床時に気づくことがよくあります。血圧は高血圧(収縮期血圧140mmHg、拡張期血圧90m...

溶連菌の感染があり、2週間の潜伏期の後に血尿が出現し、さらに、補体の低下が認められれば急性糸球体腎炎と診断してほぼ間違いありません。(詳細はコラム)自然に軽快する疾患ですので、治療は症状の軽減と合併症の予防、腎臓の保護が基本です。保温と安静を守り、腎臓に流れる血流を減らさないようにします。次に食事療法ですが、塩分と蛋白質は腎臓に負担をかけるので制限しま...

咽頭炎・扁桃炎といった上気道炎や皮膚化膿症を起こすA群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)が原因の90%以上を占め、これを溶連菌感染後急性糸球体腎炎といいます。その他にも、いろいろな細菌、真菌、ウイルスが原因になりますが、むしろまれです。溶連菌の感染が起こると、生体は防御するための免疫反応として、溶連菌成分に対する抗体を産生します。その抗体と溶連菌成分が結合した...

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