急性精巣炎

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細菌の感染によって精巣だけに炎症が起こることはまれであり、多くは細菌性精巣上体炎が波及して精巣にも炎症が起きます。一方、ウイルス感染である流行性耳下腺炎おたふくかぜ)に伴い精巣炎が生じることがあり、小児ではまれですが、思春期以降の男性おたふくかぜにかかった後にみられる病気です。耳下腺炎の原因ウイルスは精巣にも感染しやすいため、おたふくかぜを患った男...

耳下腺炎後、4~7日後に急激な精巣の痛みとはれが起き、発熱や倦怠感など全身性の炎症所見を伴って発症します。通常、排尿に関する症状はありません。

耳下腺炎の先行と、精巣の症状から診断は簡単につきます。正確には咽頭や精液からのウイルス分離や血液中のウイルスに対する抗体の値が初回より2回目の測定で上昇していることを証明します。尿中にうみや細菌は認められません。ムンプスウイルスに有効な薬はなく、症状を和らげるための治療を行います。痛みや熱を抑えるための解熱鎮痛薬を投与し、陰嚢を冷却、安静を保ちます。1...

おたふくかぜの原因のムンプスウイルスです。小児期におたふくかぜにかかっていない人や予防接種を受けていない人は、このウイルスに対する免疫がありません(ウイルスの感染を受けても発症せず、免疫だけもっている人もいます)。免疫のない成人がこのウイルスの感染を受けると、耳下腺とともに精巣にもウイルスが感染し、炎症を起こすのです。

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