急性心不全

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心臓のポンプとしてのはたらきが急速に低下して、全身血液の流れが滞る状態うっ血)です。心臓のポンプ機能のうち、肺から血液を吸い上げる力が低下することで肺にうっ血(肺胞のなかに液体が滲み出してたまる)し、酸素交換が悪くなることから呼吸困難になります。また、全身血液を送り出す力が低下するので、口唇や皮膚が紫色になるチアノーゼが起こります。血圧が低下する...

激しい呼吸困難で発症します。同時に咳と痰が出ます。泡のような痰で、時にピンク色になります。呼吸困難は半座位(上半身を起こした姿勢)で楽になり、仰臥位(あおむけ)で悪化します。唇が紫色になり、手足は冷たく、全身に冷や汗をかきます。脈が速くなり、動悸を訴えることがあります。このような状態が急速に出現し、悪化していくことが急性心不全の特徴です。急性心筋梗塞で...

治療は一刻を争うため、診断と治療は同時に行われます。まず行われる検査は、胸部X線検査、心電図、心エコー(超音波)、血液検査です。まず、半座位をとります。酸素吸入を始め、利尿薬、血管拡張薬、強心薬を投与します。呼吸状態が非常に悪い場合は、気管内挿管をして人工呼吸を行います。利尿とともに呼吸は楽になります。同時に、原因となる急性心筋梗塞や不整脈に対する治...

最も多い原因は、急性心筋梗塞などの虚血性心疾患です。ほかの原因としては拡張型心筋症、心臓弁膜症、高血圧性心疾患、先天性心疾患、甲状腺機能亢進症などがあります。急性心筋梗塞では突然に発症することが多いのですが、その他の病気では慢性に続いている心不全が急速に悪化して急性心不全になることがあり、慢性心不全の急性増悪と呼ばれます。このような場合は、心不全を悪化...

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