急性呼吸窮迫症候群

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しばしばARDSと略されます。低酸素の程度が軽いものを急性肺損傷といいます。さまざまな原因に続発する急性の肺の損傷です。肺の間質や肺胞腔(空気を入れる袋状のところ)に水分と細胞浸潤がみられ、酸素化(血液中に酸素を取り込むこと)が損なわれます。その本体は、血管内皮細胞が損なわれて血管の透過性が進み、その結果もたらされる急性肺水腫で、極めて予後が悪い状態で...

呼吸不全のため頻呼吸、呼吸困難、チアノーゼ、頻脈などがみられます。

胸部X線像で両側の肺に急速に浸潤影が認められ、通常の酸素投与では低酸素血症は改善しない場合で、うっ血性心不全の存在が否定できれば診断されます。原因となった基礎疾患の治療を行いつつ、呼吸管理導入の時期を逃さないように注意します。近年、肺の保護的人工呼吸管理法が行われるようになり、生存率が改善しました。これは1回の換気量を低めに設定し、動脈血二酸化炭素分圧...

原因としてはショック、とくに敗血症(菌が血中に入った状態)がその代表です。そのほか、重症肺炎、粟粒結核、多発外傷、急性膵炎、術後、輸血などに続いて急速に発症してくる予後のよくない合併症です。ARDSでは腎不全、心不全、肝不全を合併することが多く、ある刺激に対して生体が示す過度の全身的炎症から多臓器不全が引き起こされますが、その部分症とも考えられます。マ...

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