心房粗動

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心房の興奮回数が1分間に240~450回で、電気的興奮が主に右心房内を大きく旋回する頻拍(脈拍が速くなる)を心房粗動といいます。興奮波が右心房自由壁を上行し、右心房中隔を下行して解剖学的峡部を伝導遅延部位として通過する頻拍を通常型心房粗動といいます。12誘導心電図のII、III、aVF誘導で心房興奮が鋸歯状波を示す場合には、前述の粗動回路を電気的興奮が...

心房粗動は、一般的には突然始まり長時間続くことが多いようです。自然に止まることもありますが、自然に止まらないことも多く、直流通電による電気ショックで止めることもしばしばあります。症状としては動悸がする、胸部に違和感がある、胸が躍るように感じる、胸が痛むなどがあります。

12誘導心電図のII、III、aVF誘導で心房興奮が鋸歯状波を示していれば、通常型心房粗動と診断できます。多くの場合に2対1房室伝導をするので、心拍数は多くの例で150/分を示します。しかし、心拍数が150以上/分では鋸歯状波が見えにくくなり、上室性頻拍との区別が必要になります。この場合には迷走神経の刺激あるいはATP製剤の静脈注射(静注)により房室結...

これまでの説では、心房粗動はほとんどが器質的心疾患に合併するといわれていましたが、通常型心房粗動は器質的心疾患がなくても生じます。希有型心房粗動は手術に伴う切開創の周囲を興奮が旋回することで生じることがあります。

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