強直性脊椎炎

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脊椎(背骨)が強直する(連続的に融合する)特徴をもつ病気です。しかし、これはかなり後期にみられる症状で、病気初期から一貫してみられるのはむしろ、骨盤にある仙腸関節の炎症です。炎症が最初に現れる部位は、骨に付着する靭帯および関節包(靭帯付着部炎)、関節近くの靭帯組織、滑膜、関節軟骨などで、進行すると徐々に線維性および骨性の強直を引き起こします。この病気...

主な症状には全身症状、骨格症状、骨格外症状があります。全身症状は、初期に体重減少、食欲不振、疲労感、発熱、貧血などが起こります。骨格症状は、徐々にあるいは突然、腰背部痛が現れます。長い安静後に悪化し、軽度の運動で改善します(表12)。靭帯付着部炎による、関節外あるいは関節近くの骨の圧痛が病気初期にみられます。また、股関節や肩関節など躯幹に近い部位の関...

血液検査では、活動期に入ると赤血球沈降速度やCRPなど炎症を示す数値が高くなります。リウマトイド因子や抗核抗体などは陰性ですが、前述したように、HLA‐B27は高率で陽性になります。X線検査では、仙腸関節炎や脊椎の変化が特徴的にみられます。早期例ではMRIも有用です。とくに後期には、脊椎が骨性に連続し、竹の節状になります。診断は、いくつかの診断基準がつ...

原因は現在も不明ですが、白血球の血液型でHLA‐B27陽性の人に高率にみられます。日本では一般人口でのHLA‐B27陽性者は0.1~0.5%程度ですが、この病気患者さんの80~90%以上がHLA‐B27陽性で、何らかの関連が考えられています (コラム・HLA‐B27と体の病気)。

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