平滑筋肉腫

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腫瘍の顕微鏡の所見や、腫瘍細胞に発現している蛋白質が、平滑筋(血管の壁などをかたちづくっている特殊な筋肉)と共通の性質をもつ肉腫です。若年者や小児にも発症しますが、中高年者に多い病気です。発生しやすい場所は後腹膜腔(骨盤の内側)、大きな血管のまわりで、ついで四肢軟部です。胃や子宮にも発生しますが、本稿では扱いません。かつては、手足などに発生した肉腫がこ...

後腹膜腔に発生する場合は、自覚症状を認めにくく、多くは肉腫が大きくなってから発見されます。血管に発生し血管が閉塞した場合は、閉塞した部位によって、たとえば肝臓のはれ、黄疸、腹水、腎不全や下肢のむくみなどのさまざまな症状が現れます。手足にできる場合は、比較的急激に大きくなる瘤として自覚されます。病気が進行すると肺や肝臓に転移(病気が最初に発生した部位から...

MRIなどで詳しい画像検査を行うと、発生した詳細な場所がわかります。血管に発生した場合は、造影剤を血管に注入して血管の状態を確認します。最終的には、顕微鏡で実際に腫瘍組織を観察することで確定診断をつけます。放置しておくと急激に大きくなるとともに、体のほかの部分に転移し、生命を脅かします。転移は肺に起こりやすいのですが、原発した部位によっては肝臓や骨、皮...

複雑な遺伝子の異常が発生に関係していると考えられていますが、いまだ研究途上です。

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