尿細管性アシドーシス

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腎臓は、体液の酸度(ペーハー:pH)を一定に保つために重要な臓器です。腎臓の糸球体で、血液から濾過された尿(原尿)が通過する尿細管では、酸を中和する「重炭酸」を作ったり、酸である「水素イオン」を尿へ排泄します。「アシドーシス」とは体液が酸性に傾いた状態を示しますが、尿細管性アシドーシスとは、この尿細管のはたらきが障害された病気で、I型、II型、IV型の...

軽症例は無症状ですが、進行すると意識障害、頭痛、過換気、吐き気、嘔吐、成長障害を起こしたりします。また、尿の濃縮障害による多尿、脱水、カリウムなどの電解質異常による筋力低下、けいれん、麻痺、知覚障害、不整脈などが出現します。

血液ガス分析と、血清電解質、尿のpHを測定し、鑑別診断と病型の分類を行います(表21)。また、画像診断を用いて、腎臓の石灰沈着、尿路結石、骨粗鬆症についても調べます。I型とII型では、重曹もしくはクエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム合剤(ウラリットU)の投与によるアシドーシスの補正と、食事やカリウム製剤投与による低カリウム血症の補正を行います。IV型で...

原因は多岐にわたりますが、遺伝性のもの、全身疾患に伴うもの、薬物の副作用に伴うもの、ホルモンの異常に伴うものが多いようです(表22)。

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