尺骨神経麻痺

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尺骨神経のはたらきは、手首の屈曲(正中神経と共同で行います)、小指と薬指屈曲、親指を人差し指の根元にぴったりつける運動(内転)、親指以外の4本の指を外に開いたり(外転)、互いにくっつけたりする運動(内転)です。知覚神経は小指、薬指小指側半分手のひら小指側半分を支配します。尺骨神経には2カ所、圧迫を受けやすい部位があります。最も多いのは肘関節部で...

尺骨神経が侵されると、小指と薬指が伸びにくくなったり、親指以外の4本の指での内外転と親指の内転ができなくなります。日常生活で気づくことには、ポケットに手を入れようとすると小指が引っかかってしまうこと(小指の内転困難による)、親指と人差し指で新聞紙などをはさむ力が弱くなること(親指の内転困難による)などがあります。また小指と薬指にしびれや感覚障害を起こします。

肘の圧迫や長時間の肘の屈曲など、明らかな誘因がある場合には、生活習慣の改善と安静で軽快することが多い傾向にあります。筋萎縮を起こしている場合や肘関節の変形による場合では、神経開放術や神経前方移動などの外科的治療が必要になる場合があります。ビタミン剤の内服も有効と考えられます。

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