尋常性魚鱗癬

33件

全身性皮膚が乾燥し、魚のうろこ状鱗屑皮膚の表面から剥離しつつある角質)ができる角化症皮膚の最表層の部分が厚くなる病気)です(図18)。臨床症状が軽い場合には、乾皮症と呼ばれることもあります。生まれた時には病変はなく、乳幼児期になってから発症します。全身の皮膚が乾燥し、粗造になってきます。この症状は四肢の伸びる側、とくに下腿の前面に顕著に現れます...

生まれた時には病変はなく、乳幼児期になってから発症します。全身の皮膚が乾燥し、粗造になってきます。この症状は四肢の伸びる側、とくに下腿の前面に顕著に現れます。肘窩(腕の関節の屈曲部)、膝窩(膝関節の後面)、外陰部には皮疹はできません。白色のヌカのような鱗屑もしくは葉状の鱗屑が、四肢伸側や体幹にみられ、あたかも魚の皮膚のようなうろこ状を示してきます。しば...

生後数カ月してから発症すること、下腿前面にうろこ状鱗屑を示す病変を認めること、肘窩や膝窩(四肢関節屈曲部)に皮疹を生じないこと、優性遺伝であることなどにより診断は容易です。伴性劣性魚鱗癬、水疱型先天性魚鱗癬様紅皮症(後述)、後天性魚鱗癬、小児乾燥性湿疹、老人性乾皮症と区別する必要があります。(1)5%サリチル酸ワセリンを1日2~3回患部に塗ります。(...

遺伝性で、常染色体準優性遺伝形式をとります。ホモ型あるいは複合ヘテロ接合体型の遺伝子変異により、皮膚の角化関連蛋白であるフィラグリンが高度に減少すると重症型の尋常性魚鱗癬となり、ヘテロ型の遺伝子変異でフィラグリンの産生量低下が軽度にとどまると、軽症の尋常性魚鱗癬が発症します。生化学的な検索では、フィラグリンが著しく減っていることが報告されています。電子...

関連ワード

「尋常性魚鱗癬」に関するQ&A

33件

「尋常性魚鱗癬」に関するQ&Aをもっと見る

「尋常性魚鱗癬 アトピー」に関するQ&A

8件

「尋常性魚鱗癬 アトピー」に関するQ&Aをもっと見る