多発性硬化症

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多発性硬化症(MS)という名称は「脳や脊髄に多発性の硬い病巣がみられる病気」という意味からつけられています。この病巣は脱髄病変といい、神経線維をおおっている髄鞘が主に障害されています。この病変が大脳、脳幹、小脳、脊髄や視神経などの中枢神経規則性もなく、起こっては治るということを繰り返すので、患者さんはさまざまな神経症状再発寛解(改善)の間で悩みま...

MSの病変は、中枢神経であればどこにでも起こりうるもので、起こる時期もさまざまで規則性がありません。また、困ったことに症状がいったん治っても、ほかの症状再発を繰り返します。したがって、患者さんごとに症状経過が多様です。なかでもよくみられる症状は、しびれ感や感覚低下、手足の脱力や歩行障害、しゃべりにくさや飲み込みにくさ、視力低下、物が二重に見える複視...

患者さんごとにさまざまな神経症状が不規則に起こるので、診断は決して容易ではなく、専門の神経内科医の診察が望まれます。厚生労働省の診断基準によれば、「中枢神経系に2カ所以上の病巣を示す所見があり、それらの症状には再発寛解がみられること」が診断の根拠とされています。診断するための特異的な検査はありませんが、核磁気共鳴画像(MRI)による脳の撮影や腰椎穿刺...

中枢神経では、神経細胞から伸びる長い突起(軸索)が髄鞘(オリゴデンドロサイトという細胞の模様突起)により節状におおわれていて、神経の情報伝達に重要な役割を果たしています。電線にたとえると、軸索は中心の銅線、髄鞘は銅線を包む絶縁体のゴム被膜に相当します。髄鞘に包まれた軸索、すなわち神経線維が多く集まっている部分は、白っぽく見えるところから中枢神経系の白質...

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