多発外傷

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多発外傷は、一般には「生命を脅かす可能性のある大けがが、体の2部位以上に存在するもの」と定義されています。多発外傷は、損傷を受けた臓器が相互に悪影響を及ぼし合い、元来の損傷による病態をより重症にすることが知られています。その死亡率は20~30%と高率であることから、極めて迅速な対応を必要とすることを理解しておいてください(図1)。頭部外傷、胸部外傷、腹...

頭部外傷、胸部外傷、腹部外傷、骨盤・四肢外傷のあらゆる症状が現れる可能性があります。比較的軽度なものでは、打撲部の疼痛や挫創部からの出血などが主です。重症の場合は意識障害、呼吸障害、循環障害、神経機能障害によるさまざまな症状が複合的に出現し、短時間で死に至る場合もあります。

救命救急センターなどで、意識呼吸、血圧、脈拍などの生命徴候(バイタルサイン)および血液・尿検査、X線検査、超音波検査などから重症度や緊急度が判定されます。さらに、詳細な身体所見のチェックならびにCTやMRIにより、正確な損傷状況が診断されます。多発外傷は、個別のけがが相互に影響しあって病態が複雑になっているので、けがの全体像を把握するのが容易ではあり...

多発外傷の多くは、交通事故や高所からの墜落事故、重量物の落下事故、挟圧事故(重量物によるはさまれ事故)などでみられますが、集団暴行事件により発生する場合もあります。

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