回虫症

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回虫は、もともと世界中どこにでもいる虫で、日本でも年齢や性別、住んでいる場所に関係なく感染することがあります。感染は、食べ物といっしょに回虫を飲み込んで起こります。小腸で孵化し、出てきた幼虫は腸の粘膜にもぐり込んで、血液やリンパ液の流れに乗って肝臓、そして肺にたどり着きます。そこから気管をさかのぼって今度は小腸におりてきて、そこで成熟します。感...

回虫は、線虫類のなかでは巨大といってもいい大きさですが、小腸なかでおとなしくしているうちはあまり症状はありません。ただし時々、胆管や膵管のなかに入り込むことがあり、この時は突然の激しい腹痛に襲われます。また、何の症状なかったのに、突然、口から回虫を吐き出したり、お尻から回虫が出てくることもあります。

胃や十二指腸の内視鏡検査で偶然、回虫を発見することが多くなっています。虫を吐き出したり肛門から排出した時は、虫の形態で回虫と診断します。胃や腸のなかから、うっすらと紅い乳白色でミミズのような大きな虫が出てきた時には、まず回虫と考えて間違いありません。また、健康診断などの血液検査で偶然、好酸球という白血球が増えていることがわかった時には、抗体と便の検査を...

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